【シャドウバース】Masterランクになれないアナタに
近況など
マジックのスタンダードの禁止改訂→からの店舗GPT廃止やらPTQ日本選手権復活で各所が紛糾していますが、皆さん如何お過ごしでしょうか。
僕は正直WotCの経営がどうなろうがあまり気にしてません。現在米国では新社長が焼畑農業的に短期利益を出す→ヘッドハンティングされて別の会社で同じことをしてまた評価される→ヘッドハンティング、のループが多いです。投機的な株主にとっては短期収益の方が重要ですからね。ウィザーズも農地に選ばれただけでしょう、と勝手に思っています。
僕自身の話をしますと、12月中旬から引っ越し先で転職活動をしていました。とてもありがたいことに「ウチでライターの仕事をしないか」という声を掛けて頂くこともあったのですが、正直文章だけで食べていく自信が無かったのでお断りしました。結局前職からキャリアのある経理やら人事あたりでやっていきたいと思います。
前回記事の反響
前回の記事が嬉しいことに想定外に伸びて渡辺雄也本人がTwitterで言及してくれたり、チームサイゲームスの年末生放送で市川ユウキにサムネ画像使用の件で「社会的に抹殺する」「サイゲームス法務部の出番だ」と脅されたりしました。
良記事。カードゲームやってる方に是非見て欲しい。ちなみに自分の名前を冠する大会が開かれるのは冷静にヤバい。 https://t.co/GavxCjlLpj
— 渡辺雄也/Yuuya Watanabe (@nabe1218) 2016年11月29日
殿堂プレイヤーに良記事って言われちゃったね
伸びた数で言えば女装記事の方が多かったんですが、カードゲームでこんなに伸びるとは思いませんでした。だからいつもよりかなり嬉しいです。
そんなわけで色々な人から良記事だった等と言われたわけですが、悲しいことに記事の趣向を無視して「良い記事だった(^^)」と言っている人があまりにも多かったのでここで殴らせてください。
①:いつまでも楽しいデッキを使うことを支持する記事ではない
記事を読んで「書いてある通り、やっぱりカードゲームは楽しいデッキを使わなくちゃ!」等とリプライを送ってくる人があまりにも多かったのですが、どこをどう斜め読みしてもそんなことは書いてません。むしろ俺は「ゲームのカードのトーナメントに出るなら強いデッキを使って勝て」派です。原体験の話をしているのであって、俺へのリプライ欄は文盲の日記帳ではないです。汚さないでください。
②:MTGの老害wお前はシャドウバースは勝てないからw
別にデジタルTCGを否定した訳じゃないのですが、どこからかシャドウバースキッズが湧いてきて俺を殴って去っていきました。何件かありましたが、まとめて曰く、「こんなマジックの老害がシャドウバースで勝てるわけがないw」とのことです。
そんなことを言われてゲームのカード大好き老害おじさんが黙ってると思ったか?
今回は俺を殴っていったキッズ達をフルボにするためだけに書きます。光栄に思えよ。
マジックの老害が無課金+1ヶ月でシャドウバースのマスターになった記事
自分の好きな分野で殴られっぱなしが嫌いなので、とりあえず記事を書いた後にシャドウバースを始めました。
シャドウバースマスターになったのでゲームクリアです、これにて終了 pic.twitter.com/7CnevM2wxi
— 小汚いオカマ (@ringoce) 2017年1月8日
全然関係ないけどフレンド自由に送ってくださいね、もうこのゲームやってないけど
はい。マスターになりました。簡単ですね、このゲーム。俺を殴っていったキッズ達は御丁寧にも自己紹介にAA2とか自分のランクを記載していたんですけど、その全員を抜かしてマスターです。無課金です。見てるか小僧~?(大人気 is 皆無)
というわけでここから成功体験を書くわけではなく、方法論を書きます。まぁ終わった後に説明される方法論なんてのは「私はこのようにして東大に受かりました!」みたいな新書と同じで単純な結果論に過ぎないので参考程度に。
こういう偏差値2みたいな方法論と一緒ってことね
前提
今回はキッズからの反論を封じるためだけに以下の縛りでプレイをしました。
1. 課金しない
とりあえず無課金(雑縛り)(特に意味はない)
2. ネットで情報を仕入れない
シャドウバースをプレイ済のマジックフレンズから話を聞くだけです(ネットの100倍信頼できる情報のため)
3. プレイングは自分で方針を決めて一貫性を持つこと
所謂「運が良かっただけ」の連続勝利を取り除くためです。同じ方針で勝てるならそれは正しいことの証明になるので。
シャドウバースをやってみての雑感
①:理不尽を押し付け合う
シャドウバースはコストに比べて効果が異常なカードが多いです。
ま、私に任せておきなさいってw
とにかく理不尽を対戦相手に押し付けて、返しに理不尽を押し付け返されての繰り返しです。開幕理不尽はケア不能な状態でスタートするのが基本と考えて遊びましょう。
②:うまぶりコントロール戦術は不可能
キルターンを明確に定義するコンボデッキが複数存在するので、ラダーでは安定してコントロールしきることが出来ません。
さぁ、飛ぶわよw
このゲームでコントロールが強いと言っているキッズは全員違うゲームをやってるんだと思います。何らかのBuff、もしくはコンボ系にNerfが入らない限りこのゲームで安定してコントロールをラダーで回すことは出来ないと思います。
Google Playストアのシャドウバースレビュー、インターネットの最果てって感じする pic.twitter.com/7zyRXnfvic
— 小汚いオカマ (@ringoce) 2017年1月28日
ゼノンアルベルト殿……
③:つまり何が言いたいのか
ラダーでの中長期戦略を否定されている以上、早いデッキが正義です。ラダーを回す上でもストレスフリーでしょう。早さが命です。ラダーでは早いだけでデッキとしての存在価値を持ちます。ラダーでは勝利した時に得られる最小値=負けた時に失う最大値なので勝率は50%を少しでも超えていれば基本的には少しずつランクは上がっていきます。 デッキ選びに迷ったらヴァンピィちゃんを登場させましょう。
きゃらスリーブコレクション マットシリーズ Shadowverse 「ヴァンピィ」 (No.MT281)
- 出版社/メーカー: ムービック
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: おもちゃ&ホビー
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ヴァンピィちゃん、登場~w
マスターになれない貴方に
ここから具体例を示す場合は、私が実際に使用した①アグロヴァンパイア ②疾走ガルラ、バハムート降臨発売後は③テンポドロシーの3つから説明します。
①:使っているデッキの理解度を深める
コピーデッキをただ何も考えずに、感覚だけでランク戦を回し続けても勝てるようになりません。まずは、
1. 自分のデッキのメインの勝ち筋
2. サブの勝ち筋
の2つは最低でも理解しましょう。
これが分かりやすいのはテンポドロシーです。ちょっと調べてみたところ「ドロシーを引けないから負けた」「ドロシーを複数重ね引きしてしまったから負け」と言っている人がいます。40枚のうち3枚しか入っていないカードに頼って勝つデッキが果たして強いデッキなのでしょうか。答えはNOです。
テンポドロシーにおけるメインの勝ち筋は「スペルブーストをかけたクリーチャーを大量展開して殴り切るビートダウン」です。間違っても3枚しか入っていないドロシーではありません。そこで相手に除去で捌かれたり、上手く展開出来ずビートダウンに失敗した際にまだ勝ち筋を狙えるカードがドロシーです。
俺が何とかしないと……
まずはデッキを自分なりで良いので理解しようとしてみてください。それをせず、デッキに3枚しか入らないカードを引かなかった為に負けたと言っていては、それはカードゲームではなくじゃんけんです。この単純な確率に納得が行かない場合は、残念ですがこれ以上読まない方が貴方のためです。
まぁドロシー引いたほうが強いんですけどね
②:使い方が分からないカードは抜いてしまう
これが大事です。このカードなんで入ってるんだろう?どうやって使うんだろう? というカードは抜きましょう。個々のカードに対する理解は非常に重要です。採用理由が分からないカードはいっそ抜いて、自分がハッキリと理を持って「強い!」と思えるカードを入れましょう。
※僕の場合
アグロヴァンパイア
デモンストームがよく分からなかったので2枚に減らしました。
これ複数枚引くと絶対負けるから抜いちゃったYo
疾走ガルラ
マイニュがただの2/2バニラだと感じたので、疾走を殴り返しで守れるTaunt持ちのスネークプリーストに差し替えました。
テンポドロシー
いつ引いてもカケラも強さを感じなかったので、運命の導きは絶対に入れないと決めて1から自分で構築しました。
周囲に評価されている相対的な強さより、主観的な強さを大切にしましょう。自分が理を持って強いと思ったカードが強いカードです。
ただ、ここで勘違いしてはいけないのは「オリジナリティを持たせたいが為に普通とは違うカードを採用する」ことです。勝てないので今すぐやめましょう。それは「強いと思っている」のではなく、「こんなカードを採用している自分カッケー!」というオナニーです。オナニーは1人でしてください。マスターになれないと喚き散らさないでください。
③:どうやっても勝てないゲームは早めに諦める
例えばマリガンしても手札が弱すぎた挙句4~5ターン経っても何も解決しない時、そこから細い勝ち筋探すことは出来ます。けれど、それは今ではありません。マスターになるには数をこなさなれけばなりません。時間は有限です。
正しい答えは何か。ギブアップです。切り替えて次のゲームに行きましょう。どうしようもないブン回りをされた時、自分のツモがあまりにも弱すぎる時、素直に諦めましょう。ゲームの反省をする必要もありません。ドブンで負けた。何も引けなかった。それでいいです。
よくゲームを始めて少し慣れてきた人が「今の負けは自分のプレイミスがあったのではないか」と考えるようになりますが、ハッキリ言います。このゲームでマスターになることに関してそれは必要ないです。下手の考え休むに似たり、です。とにかくラダーを回しましょう。
こんなことを書いているうちに
正直なことを言うと、カードゲームの基本の「き」みたいなことをドヤ顔で書いて死ぬほど恥ずかしいのですが、こんなことを書いているうちに中村修平が9日でマスターになってました。しかも500勝台で。デッキはテンポドロシーオンリーのようです。
日記
— shuhei nakamura (@Nakashu_) 2017年1月13日
9日間か、長かった... pic.twitter.com/xG1hvh3SF5
このテキスト書いてからブログにするまで1ヶ月くらい放置しちゃったのがバレるね~
正直、自分でもテンポドロシーに変えてからの勝率は8割超えてます。5ターン目以降の理不尽が今までのデッキの比じゃないです。横並べ性能の高さ、ドロシーによるリカバリー、本体火力、好きに選べる単体除去、強力なCharge持ち、少ない弱点はライフを守ることだけです。マスターになるまでってことでAA1くらいからずっと配信していたんですが、20連勝した辺りで視聴者が消えました。
最後に
デッキの多様性という意味で色んなデッキを使ってみたいならマスターになってから遊ぶのが一番だと思います。僕はマスターになったところでこのゲームを辞めてしまったので適当なこと言ってます。それから一部コントロールミッドレンジを殺してしまうカードにNerfがかかると面白いかもしれません。とりあえずドロシーを使って、かつマスター目指してもなれなくて愚痴ってる人はストレス溜めるくらいなら違うゲームやった方がいいと思います。
カードゲームの話題はこれでおしまいで、次の記事について。次回は「冬コミの女装、劣化してた」とオカマ師匠から言われて心にダメージを負ったので、女装導入記事アイメイク編について書こうかな~と思ってます。ずっと実家だったからアイメイクかなりサボっちゃったので……と言い訳を。
トムに撮影してもらった中で1番気に入ってる写真 pic.twitter.com/5BxouabKFx
— 小汚いオカマ (@ringoce) 2017年1月13日
きゃらスリーブコレクション マットシリーズ Shadowverse 「ルナ」 (No.MT270)
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ルナの負けだよ